陳情文書表

受理番号第169号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和2年9月23日 付託年月日令和2年9月30日
件名 結核病棟の運営費補助金に関する陳情
提出者独立行政法人 国立病院機構沖縄病院
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要旨


 当院は創設以来、72年にわたり県内における結核医療の中心的役割を果たしてきた。令和2年3月23日付で沖縄県結核医療中核病院に指定され、患者の治療だけではなく、医師の育成も含めた沖縄県の結核医療最終拠点病院としての使命を担っていると自負している。
 結核での入院患者は平均10名から15名程度であるが、結核病棟は空いているベッドにほかの疾患の患者を入院させることはできず、加えて診療報酬が低く、長過ぎる在院期間が不採算の大きな要因となっている。また人件費などの経費は一般の病棟と同様に必要であり、明らかな赤字運営となっている。
 また、当院の経営母体である国立病院機構については国がつくった法人であるが、独立採算で運営されており、国の予算での運営ではないため、赤字となっても国から補塡されることはなく、結核医療に対しての交付金等も出ていない。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 結核病棟運営の金銭的負担を軽減するため、補助金の交付など財政的支援を行うこと。