要旨
3月に発生した児童養護施設石嶺児童園でのノロウイルスによる集団食中毒事件では、入所する児童11人が健康被害を受けたにもかかわらず、保護者に対して説明や謝罪をしていないと聞いている。子どもたちと引き離されて不当に面会・通信が制限されている報告が全国の児童相談所被害者からある中、今回の県、児童相談所の対応も6月から一時保護状が必要になる手間が増えることもあり、親子分離を進め、家族再統合を拒む意図が強くうかがえる。去年の4月に始まったはずの児童相談所の第三者チェックも、個別のケースでは知事が謝罪した案件の元里子を調査した以外はまともな第三者チェックはされていない。
今回のノロウイルス事件でも個別に措置を見直し、希望する親子の家庭復帰の手続と全ての措置を見直す必要性を感じる対応である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 石嶺児童園に入所中の児童の家庭復帰を希望する親子を第三者に調査させること。
2 全ての社会的養護下の個別の第三者チェックを行うこと。3 まだ一切回答のない児童相談所、里親、施設の実態調査を行うこと。 |