請願文書表


受理番号第6号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和6年9月18日 付託年月日令和6年10月8日
件名 安和桟橋出入口付近における安全対策に関する請願
提出者琉球セメント株式会社
****************
紹介議員比嘉 忍
要旨

 令和6年6月28日、安和桟橋出口において、普天間飛行場代替施設建設事業に用いる埋立用の石材を運搬するダンプトラックが進行中、進路上に出た妨害者1名とこれを制止しようとした警備員1名に衝突し、警備員が亡くなり、妨害者が負傷する人身事故が発生した。
 安和桟橋出入口付近では、以前から妨害者がダンプトラックの前を牛歩し、右左折するダンプトラックに巻き込まれる危険がある位置に立ち塞がるなどの行為を連日繰り返し、事業活動を妨害してきた。このため、令和4年12月9日、県北部土木事務所に対しガードレールの設置を求める申入れを行い、繰り返し問い合わせたが対応はなかった。また、令和5年2月13日には改めてガードレールの設置を求め、さらに、バリロードの設置に係る道路占用許可について相談したが明確な回答を得られず、同年6月7日、ガードパイプ設置の道路工事施行承認書(案)を提出したものの、同年7月18日に「いずれも設置の必要性がない旨判断した」との回答があった。事故発生後の令和6年7月5日には、県知事に対し改めてガードレールの設置等を求めたが、いまだ何ら対応されていない。
 このように、今回の事故以前から県に対し再三安全対策を求めてきたにもかかわらず、何の対策もされない中、痛ましい事故が起こってしまった。県が適切に安全対策を取っていれば、今回の死亡事故は起こらなかったはずである。今回の死亡事故の後も度重なる要請をしているにもかかわらず、現在に至るまで何ら安全対策は行われておらず、県の対応は不十分なものと言わざるを得ない。今日においてもいまだに継続しているこの危険な状態を一日でも早く解消し、今回のような悲惨な事故を二度と起こさないための対策を実行する必要があり、その緊急度は極めて高い。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 安和桟橋出入口付近にガードレール、ミラーを設置すること。また、ガードレールを設置するまでの当面の措置として、バリロードを設置すること。2 安和桟橋出口付近の視界を妨げている街路樹を伐採すること。
3 安和桟橋出入口前に、同所の使用を妨げる目的での横断を禁止する旨の注意看板を設置すること。4 安和桟橋出入口付近において車両の通行を妨害するなど事業活動に支障を来す行為が行われた場合には、その者に対し直ちに行為をやめるよう指導し、誘導するなど厳正に対処すること。また、それにもかかわらず、行為を継続する場合には、道路の管理者である県から速やかに警察に通報すること。