要旨
有事の際の避難計画について、避難後の具体的な補償・支援など、説明が不足している。その後の暮らしを再建する方途が見えなければ、住民は避難を受け入れることは困難である。また、オスプレイは墜落事故による死亡者が65人にも及ぶ「構造上欠陥機」であることが知られている。昨年の11月に起きた与那国島での事故では死傷者が出なかったのは幸いだったが、それによる海上輸送費及び修理費は7億8000万円にも上り、また訓練ではオスプレイを与那国住民負傷者輸送に使うなど発表されている。
与那国町長及び町議会は特定利用港湾の指定を要請し樽舞湿原を掘削、港湾としての利用を国に働きかけている。樽舞湿地は琉球列島に残された最大級の淡水湿地であり、与那国島固有の自然環境を壊して島の発展はない。また、カタバル沖の海には海域特有のリーフトンネルが形成されているとのことで、樽舞湿地同様の未来の観光資源である。唯一無二の島の環境を守ってほしい。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 沖縄県として、九州への避難計画に対して見解をまとめ、地域住民の声を聞き、住民に対し説明会の開催やアンケートなどの実施をすること。
2 危険なオスプレイを飛行停止にすること。
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