要旨
新型コロナウイルスやウクライナ戦争等の世界情勢の影響で、長引く子牛セリ価格下落により、和牛繁殖農家はここ数年経営悪化が続いており、繁殖用母牛を売って資金に充てたり、借入金や貯蓄を切り崩してしのいでいる状況である。
現在も損益分岐点を下回って経営する農家が多く、廃業の検討や廃業する農家も多く苦境に立たされている。
県においては、配合飼料価格差補助緊急対策事業、沖縄県和牛子牛生産者緊急支援事業、優良県産ブランド和牛子牛生産支援事業等の支援を行っているが、多くの農家は速効性のある支援を望んでいる。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県において、和牛繁殖農家の経営基盤を立て直すために速効性のある支援を行うこと。
2 県において、和牛繁殖農家への中長期的事業を継続すること。
3 県において、堆肥処理を早期に実現すること。
4 県において、畜産経営技術指標を早期に見直すこと。 |