要旨
本年6月28日、名護市の安和桟橋において、普天間飛行場代替施設建設に係る埋立用の土砂を搬出するダンプトラックによる人身事故が発生し、警備員1名が亡くなり、抗議活動を行っていた者1名が負傷する痛ましい事故が発生した。
我々、久辺三区近傍のキャンプ・シュワブにおいても、安和桟橋と同様、日々工事車両等が出入りするゲートがあり、当該ゲートにおいて連日多くの抗議者がゲート入り口に座り込んだり、工事車両等に対して立ちはだかるなどの極めて非常識かつ危険な抗議活動が連日繰り返されている。今回のような重大事故が当該ゲートでいつ発生してもおかしくない状況が続いており、区民が巻き込まれる事故が発生しないか強い不安の声が寄せられている。また、キャンプ・シュワブでの工事に従事する当区在住のドライバーにも、今回のような事故に関わってほしくない。
我々、久辺三区は、これまでも抗議活動を行う団体に係る対応について、あらゆる機会に関係機関に要請してきたが、抗議活動は一向に収まる気配がない。このようなあってはならない事故が二度と発生しないよう、改めて関係機関が事の重大性を再認識し、再発防止に当たって断固たる措置を講じていく必要がある。
ついては、区民が安全で安心した生活が送れるよう、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 違法構築物であるキャンプ・シュワブゲート前のテント等を速やかに撤去すること。
2 国道用地を管轄する沖縄県は、同様の事故が起きないよう実効性のある措置を講じること。
3 沖縄県は、港湾管理者として、本部港本部地区(旧塩川地区)において昨年5月に撤去した看板を元に戻すとともに、同地区の危険性を看過せず、現場確認をしっかり行った上で、危険行為を行っている者に対する指導等を適切に行うこと。 |