陳情文書表

受理番号第52号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和6年3月29日 付託年月日令和6年6月28日
件名 沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業の補助拡充を求める陳情
提出者竹富町議会議長
大久 研一
要旨

 離島住民の運賃割引を実施している沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業では、石垣-那覇間の普通運賃の約4割の補助が適用され、八重山郡民にとって仕事の出張や児童生徒の大会派遣、冠婚葬祭や医療目的など様々な移動において重要な命綱となっている。
 現在、石垣-那覇間の移動手段は航空路のみであり、新幹線並みの運賃となるよう補助率が設定されているが、片道で1万円以上の負担を強いられている。また、新幹線並みの運賃というのは、通常は県をまたぐような移動手段であり、同じ県内を移動するために新幹線並みの料金を負担している八重山離島住民の現状には、不利性と不平等さを感じている。その上、空港のない周辺離島からの移動には、さらなる時間と交通費用や宿泊費用など多大な負担が重なっている。本町を含む八重山、宮古諸島は同じ沖縄県であり、様々な場面で沖縄本島へ出向く機会があるが、新幹線並みの高額運賃では負担が大きく、大会参加を断念する児童生徒もいるなど、機会の平等の観点からも格差が生じている。
 ついては、新幹線並みとなっている石垣-那覇間の離島割引運賃を在来線並みとするよう補助を拡充し、離島の格差を是正するよう配慮してもらいたい。