要旨
平成28年、本町において竹富町公共施設等総合管理計画を策定し、令和４年３月にその計画を基に学校施設等長寿命化計画が策定され、劣化診断総合判定を行った。その結果、４施設については特に危険度が高く、竹富小中学校校舎は100点中33点と判定され、コンクリート爆裂が起こりコンクリート片が落下していることから、早急な大規模修繕工事を要している。
去る４月の台湾花蓮地震の際には津波警報が発令され、広域避難場所に指定されているため多くの住民と観光客が老朽化した学校校舎の屋上へ避難した。校舎壁面や柱・軒のコンクリート爆裂が現在進行形で進んでいる状況を早急に改善しなければ、学校に通う児童生徒のみならず、災害時に避難した住民や観光客の安全を確保できず、大切な命を守ることはできない。
ついては、老朽化した学校施設の早期改築に関する事業の採択と予算措置を講じるよう配慮してもらいたい。 |