要旨
門腹門中(ジョウバラモンチュウ)は43世帯127人で構成されており、門中当主は米国在で高齢のウチナー3世であり、片言の日本語は理解できるが子や孫たちは日本語がほとんどできず、門中への関心も希薄である。門中祭祀を行う重要な拝所などが子や孫の世代で売却された場合、門中祭祀の継続が難しくなることから、当主から必要な土地の贈与の許可を受け、また、贈与先は法人組織が適切であると判断したことから、一般社団法人門腹門中を設立した。
当法人は非営利団体であり、門中祭祀の運営及び拝所の補修工事などは各構成員から徴収する会費で運営されており、法人県民税均等割は財源の乏しい門中にとっては大きな負担である。また、門中の後継者問題は今後、他の門中でも起こり得る問題であり、門中祭祀に必要な拝所などを法人で管理することで後継者問題は改善できる。後継者問題で門中の継続が難しくなった場合、多くの門中構成員は個人墓を持つことになり、昨今問題となっている無縁墓の発生要因にもなる。門中法人化は無縁墓の発生を防ぐ一つの方策にもなる。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 一般社団法人門中(非営利団体)に係る法人県民税均等割を免除すること。
2 各市町村に対し、一般社団法人門中(非営利団体)への法人市町村税均等割の免除を働きかけること。 |