陳情文書表

受理番号第100号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年7月8日 付託年月日令和6年7月17日
件名 羽地内海のしゅんせつを求める陳情
提出者名護市議会議長
金城 隆
要旨


 名護市の羽地内海は、以前は米軍が艦船を停留させるほどの海域であり、多くの魚介類が生息する環境だった。その広い海域の漁業資源は地域を豊かにし、市民はその恩恵を受けていた。しかし、令和2年度に名護市が行った「羽地内海環境現況調査」によると、現在の同内海には大量の土砂が堆積し、その影響で海水の循環が滞り漁獲量が大幅に減少している。また、ヒトエグサ(アオサ)をはじめとする養殖業も大きな被害を受けている。台風時には近隣海域から船舶が避難のために入ってくるが、停泊できる部分が限られており航行を制限せざるを得ず、漁船の航路でもあるため、漁業に支障を来している。
 また、羽地内海は風光明媚な場所であり、周辺にマリーナや各種ハーバー(泊地)を整備することで、北部地域の観光振興にも寄与する。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 羽地内海のしゅんせつを行うことで近隣海域からの流水の増進を図り、魚介類の生息域を拡大して従来の豊かな漁場として再生すること。
2 台風等の災害時の避難港としての整備、防災拠点としての羽地内海の整備及び漁船などの安全安心な航行に必要な航路を確保すること。
3 沖縄県北部地域の観光の振興を図るため、羽地内海周辺を整備すること。