要旨
令和3年4月17日午前5時50分頃、本島中部の住宅街路上を1人で歩いていた女性に背後から抱きつき、強制的に性交等をしようとしたとして、沖縄県警は同年7月30日に普天間基地勤務の米軍属を強制性交等未遂の容疑で逮捕した。
嘉手納町議会は、これまでも米軍人や軍属等による事件・事故が発生するたびに、日米両政府に対し抗議を行うとともに、綱紀粛正及び教育の徹底、再発防止策を講ずるよう強く要求してきたにもかかわらず、またしてもこのような事件が発生したことは極めて遺憾であるとともに、米軍における事件の再発防止に向け取組が徹底されているか甚だ疑問であり、強い不信感を抱かざるを得ない。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 被害者への謝罪及び完全な補償並びに丁寧な精神的ケアを行うこと。
2 「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協カワーキングチーム(CWT)」を速やかに開催し、綱紀粛正の徹底と、具体的かつ実効性ある再発防止策を策定し公表すること。
3 日米地位協定の対象者である軍属等に対しても夜間外出を規制すること。
4 在沖米軍人・軍属等の施設・区域内外における市町村別居住者数を公表すること。
5 日米地位協定を抜本的に改定すること。 |