要旨
農地整備事業は、農地の区画整理や農道、農業用排水路などを総合的に行うことで営農の効率化や農業生産性の向上を図る事業である。県営農地整備事業西原第4地区は、令和4年度から令和8年度までの5か年で整備する予定の事業だが、令和7年度計画を含めても5割にも満たない整備率にとどまっている。事業を実施するに当たり、事業同意の取得をしたり、作付調整などを行いながら事業進捗の環境づくりをしてきたが、この2年間、事業進捗の鈍化が顕著である。3年間作付を行っていない農家もあり、農家経営や生活に大きな影響が生じている。
諸事情があるにせよ、事業計画をする際の約束と信頼は農家と委員会、沖縄県との間で担保されるべきだと認識しているが、現状を鑑みるとその状況とはなっていない。他地区も含めた事業の速やかな実施には、計画を確実に進めていくことが重要であり、農家の暮らしを守るためにも速やかに改善を求める。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 令和10年度までに事業を完了すること。
2 記事項1にかかる予算、計画立案、環境整備を行い、速やかに事業地区関係者に説明を行うこと。 |