陳情文書表

受理番号第89号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年7月5日 付託年月日令和6年7月17日
件名 新城海岸の管理権限を沖縄県から宮古島市に円滑に移管するに当たって宮古島市の意見を尊重するよう求める陳情
提出者宮古島市議会議長
平良 敏夫
要旨


 観光客に人気の新城海岸においては、夏の観光繁忙期に無許可で営業する事業者が海岸を占拠している状況にあり、その管理体制が問われている。同海岸は沖縄県が管理しているが、市民から市行政や議会に対し、早期の対応を要望する相談が多く寄せられており、これまで各関係機関との協議を行っているが、抜本的解決に至っていない。
 宮古島市海岸利用促進協議会の中で、同海岸は市管理が望ましいと位置づけており、県と市との間で管理権限移管について協議が行われ、市への管理権限移管の意向を示してきた。しかし、今般、県から市への管理権限移管に係る作業が停滞していることが分かり、理由については、移管に向けての作業などについて県と市で考え方に相違がある旨の説明があった。
 県は、無許可営業事業者を市の条例によって退去させ、その後に海岸の管理を市へ移管するとの考えだが、本来ならば県においてルールを整備し、課題を解決することが望ましい。県から市への権限移管に際しては、市の意見を尊重し進めることが沖縄観光の振興につながり、持続的な海岸管理に寄与すると考える。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 海岸管理移管に向けて、宮古島市の意見を尊重すること。
2 沖縄県海岸管理規則の見直しを速やかに進め、権限移管を協議すること。