陳情文書表

受理番号第104号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和2年7月6日 付託年月日令和2年7月13日
件名 北部基幹病院整備に関し早急な知事判断を求める陳情
提出者名護市議会議長
大城 秀樹
要旨


 北部地域の医療が逼迫する中、沖縄県、北部12市町村が一体となっての基幹病院の早期整備を強く切望している。
 北部市町村会では2月4日、北部市町村議会議長会では2月5日及び北部12市町村議会においてはそれぞれにおける3月定例会等で、北部地域基幹病院整備に関する意見書及び決議が採択され、さらに沖縄県議会では、2月定例会最終日において、北部基幹病院の早期整備に関する決議が全会一致で可決されている。北部地域の医療格差の是正に向け早急な協議会の再開が必要であり、今後の北部基幹病院整備を進めるための基本構想・基本計画策定には、多くの人材と多大な時間を要することと、これまでにない議論が尽くされるものと思慮している。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 北部基幹病院整備に関し知事に早急な判断を要請すること。
2 北部地域の医療格差の是正に向け早急な協議会の再開を求めること。
3 「北部基幹病院の基本的枠組みに関する合意書(案)」第4条の整備協議会の役割、組織、構成員及び運営方法について早急に詳細を示すことを求めること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

1及び2について
 北部基幹病院の整備については、これまで、県、北部12市町村、北部地区医師会病院及び県立北部病院の関係者で約2年間かけて協議を行うとともに、その間、令和元年9月に沖縄県医療審議会から意見聴取を行い、北部基幹病院に適当な経営システムであることも確認し、基本合意書案を取りまとめたところであります。
 県内部におきましても、収支シミュレーション等、確認しておくべき課題の検証を行ってまいりました。
 県としては、これらを踏まえ、基幹病院の基本的枠組みに関する協議会を令和2年7月28日に開催し、基本的枠組みに関する合意書に署名を行い、合意が成立いたしました。
 今後は、同合意書に基づき設置された整備協議会において、基本的枠組みの詳細、基本構想の策定等、統合に向けた協議を進めてまいります。

3について
 北部基幹病院の基本的枠組みに関する合意書案第4条に規定する整備協議会は、その役割として、基本的枠組みの詳細、基本構想の策定など、北部基幹病院の整備に関し必要な事項について協議を行うこととしております。
 また、その構成員としては、沖縄県副知事、沖縄県病院事業局長、北部12市町村長、公益社団法人北部地区医師会長、琉球大学病院長となっております。