陳情文書表

受理番号第141号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和3年7月15日 付託年月日令和3年9月10日
件名 世界遺産中城城跡と一体となった沖縄の文化芸能発信交流拠点の整備を求める陳情
提出者中城村議会議長
新垣 博正
要旨


 中城村及び北中城村では、中城城跡を核とした周辺エリアについて県下初の歴史まちづくり法に基づく国からの認定都市の指定に向け、歴史的風致の維持及び向上に関するまちづくり計画の策定に取り組んでいく予定である。一方、県は、平成21年に閉館した県立郷土劇場の早期再建に係る要請等を踏まえ、文化発信交流拠点の整備に向け取り組んでいる。当該拠点は、旧劇場に替わる施設として、沖縄の芸術・芸能を国内外に広く発信し、多様な交流を創出する拠点としての意義を有すると聞いている。当該拠点形成の意義や効果を最大限に発揮させるためには、同法に基づく計画認定都市の指定に向けた取組と併せ、世界遺産中城城跡と一体となった施設整備を行うことが最もふさわしい。歴史と融合させた拠点形成により、沖縄の文化芸能をより広く世界に発信でき、国際的な交流推進や観光振興にも寄与するほか、地域の歴史や伝統行事を未来につなぐ個性豊かな地域社会の形成、次世代の沖縄の文化・芸能の後継者育成、継承・発展につながる。また、首里城の復旧・復興と併せた本県の世界遺産を結ぶ歴史ネットワークの拠点の一つとしても、県全体の歴史的風致の維持・向上に大きく貢献するものである。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 世界遺産中城城跡と一体となった沖縄の文化芸能発信交流拠点の整備及び必要な調査を実施すること。