陳情文書表

受理番号第17号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和7年1月14日 付託年月日令和7年2月12日
件名 本部半島国道449号・県道84号線の早期整備促進を求める陳情
提出者本部町議会議長
松川 秀清
要旨

 沖縄本島北部地域は、本島の他地域に比べ豊かな自然が多く残され、沖縄観光の潜在的ポテンシャルを持っている地域である反面、1人当たりの所得が低く、過疎地域が多く存在しており、未整備の道路や河川をはじめとする定住や防災に必要なインフラ整備が進んでいないため、人口減少や甚大な自然災害を被っている地域でもある。
 道路整備をはじめとするインフラ整備は、北部地域の人口や所得の安定向上、県土の均衡ある発展と当地域の防災対策、産業振興や住民福祉の向上を図る上で根幹をなすもので、活力ある地域社会の構築、広域的な交流ネットワークの形成を図るための重要な課題となっている。本部町は国営沖縄記念公園(海洋博覧会地区)を有し、県の重要港湾である本部港は国際クルーズ拠点港として多くの大型クルーズ客船の入港が期待され、本町入域観光客数もコロナ禍以前の水準を取り戻しつつあり、さらには来夏大型テーマパークのオープンが予定されている。それらの施設へのアクセス道路である国道449号、県道84号線が本町内で交差していることから、今後、交通量のさらなる増加に起因する交通混雑は観光産業をはじめ、その地域で生活する住民生活や様々な社会経済活動への大きなマイナス要因となり得る。
 ついては、今後予想される様々な課題解決のためにも、国道449号・県道84号線の早期整備を促進するよう配慮してもらいたい。