陳情文書表

受理番号第68号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和6年4月22日 付託年月日令和6年6月28日
件名 八重山圏域における5G基地局整備の加速化と通信品質の向上を求める陳情
提出者八重山広域市町村圏事務組合議会議長
箕底 用一
要旨

 第5世代通信規格(以下「5G」という。)は、今後の経済社会や国民生活にとって重要なインフラであり、デジタル社会の基盤として基地局整備の加速化が必要とされている。
 令和2年3月から携帯電話会社の5Gサービスが開始され、その後、対応エリアは順次拡大されている。総務省の公表によると、令和5年3月末の全国の5G人ロカバー率は96.6%となっている。しかしながら八重山圏域においてはいまだに5G基地局が整備されていない島々もあり、整備されているエリア内であっても回線がつながらず、通信が止まってしまういわゆるパケ止まりも発生し通信品質が悪い。また、4Gが整備されているエリアであっても、弱電波によって3Gに切り替わる地区も点在している。
 離島が多い八重山圏域は地理的に条件不利な地域であるため、経済の発展、社会課題の解決、災害に強い強靱なネットワークの構築が重要である。5Gの高度化サービスの普及を促進することにより、電波利用に関する不均衡が緩和され、万が一の災害時においても安定した通信が使用できるなど、防災や減災にも大きく寄与する。
 ついては、八重山圏域における5G基地局整備の加速化と通信品質の向上を図るよう配慮してもらいたい。