陳情文書表

受理番号第157号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年9月13日 付託年月日令和6年9月25日
件名 しまくとぅばの日に関する条例の表記を正しい表現であるしまぬくとぅばの日に改めるよう求める陳情
提出者*****
要旨

 しまくとぅばの日は、南米において日本語で「こんにちは」と挨拶すると、うちなーぐちで返ってきたことがきっかけとなり、うちなーぐちへの意識が高まり議員提案で条例として定められたと聞いている。ウチナーンチュのアイデンティティーを持つ者として素晴らしいことだと思うが、うちなーぐちの中に「しまくとぅば」という言葉はなく、造語であると行政からの説明があった。「うちなーぐちの日」と定めようとしたら、宮古、八重山ではうちなーぐちとは言わないとの物言いがあり「しまくとぅば」の造語を当てた経緯があるとのことだった。
 一方、「しまぬくとぅば」とは、それぞれの地域、あるいは集落、故郷の言葉であり、全体を網羅する地域言語のことである。それぞれが継承してきた言葉を大事にするとの趣旨を持って制定された日であり、県民の負託を受けた議員の「顔」になる言葉なので、正しい表現に改めるよう再考いただきたい。流暢な言葉での会話は難しくても、聞くことはできるという潜在的話者は相当数おり、うちなーぐちをつないでいきたいとの意識も高い。この年代の方々とネーティブの話者を活用することでうちなーぐちをつないでいくことができ、消滅の危機を食い止めることに貢献できると考える。
 ついては、しまくとぅばの日に関する条例の表記を正しい表現であるしまぬくとぅばの日に改めるよう配慮してもらいたい。