要旨
那覇空港は入域観光客等の増加により混雑が続いており、その状況の深刻化が予測されている。一方、北部地域は豊かな自然環境の下、風光明媚な景観を有し、美ら海水族館や世界自然遺産に登録されたヤンバルの森などの観光資源が多く、観光客が多く訪れる地域である。さらに、令和7年にテーマパークの開業を控える等、交流人口の増加が予測される。しかし、那覇市と北部地域を結ぶ公共交通機関はバスのみで、北部の中心都市である名護市と那覇空港は高速バスで1時間半以上要する等、アクセスが不便で観光振興の潜在能力を十分に引き出せていない。また、離島地域をはじめ名護市以北の自治体では過疎化や高齢化が進んでおり、北部地域への立地企業数も少なく雇用の選択肢が限られることや、那覇市と比較すると経済的な格差が見られること等から若年層の流出が課題となっている。このような状況を打開するため、北部地域へ空港誘致を行うべきである。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 伊江島空港の再整備による北部地域への空港誘致を行うこと。
2 空港アクセス道路を整備すること。
3 名護東道路を延伸すること。 |