陳情文書表

受理番号第72号の3 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和6年5月1日 付託年月日令和6年6月28日
件名 令和6年度「離島・過疎地域振興に関する要望事項」に関する陳情
提出者沖縄県離島振興協議会
会長 宮里 哲外1人
要旨


 離島・過疎地域の振興に関する下記事項につき配慮してもらいたい。
                  

1 離島・過疎地域が継続的もしくは一時的にでも無医地区となることがないよう医師等医療従事者の安定的な確保について支援すること。
2 離島・過疎地域における医師及び医療従事者の生活環境及び労働環境の整備並びに診療所の管理運営等の支援強化を図ること。
3 特定町村の地域保健活動を推進する人材確保・資質向上等について
(1)保健師の安定した確保・定着についてさらなる支援を行うこと。
(2)新任保健師等に対し地域実情に応じた現任教育等、人材育成及び資質の向上について引き続き全面的支援を行うこと。
(3)保健師の過重な負担を軽減するため、複数配置促進を支援すること。
(4)保健師の確保及び資質の向上が図られるよう財政支援を行うこと。
4 離島・過疎地域の全市町村における水道事業広域化を早急に図ること。
5 離島・過疎地域に設置されている小規模高等学校の特徴ある学校づくりを推進してそれぞれの魅力化を図るとともに、県及び町双方で本部高校がモデル校となるような全国に発信できる特色あるプランを策定すること。
6 国に対して離島高校生修学支援費制度の補助率及び上限額を引き上げ、教育の機会均等の観点からさらなる支援制度の拡充を要望し、県においても支援拡充に即した財政支援を行うこと。
7 津堅島で暮らしている障害者が安心して障害福祉サービスを受けるため、船舶を利用し居宅介護サービス等を行っているサービス提供事業者へ渡航費等を補助すること。
8 沖縄県立離島児童生徒支援センターへの入寮を希望する離島の生徒全てを受け入れるため、施設を拡張し公平な教育環境整備を図ること。
9 居住市町村での出産が困難な離島地域の妊産婦及び本島の医療機関に通院する必要がある難病患者が、長期滞在できる安価な宿泊施設を整備すること。
10 島外からの離島留学生を受け入れている久米島町地域支援交流学習センター(久米島高校生向け町営寮)に県による舎監を配置すること。
11 離島に住むがん患者の負担軽減を図るため、血液専門医・腫瘍内科医の常駐、無菌室の設置及び放射線治療等の環境を整備すること。
12 県立宮古病院小児科医師の宮古島市の乳幼児健診への派遣を継続すること。
13 GIGAスクール構想の推進に当たっては、地域格差を生じさせないための補助制度の導入や財政措置の拡充を行うこと。
14 旧八重山病院跡地の利活用に当たって、八重山圏域の高齢者福祉医療政策の根幹を担う公共性の高い医療機関等を整備をすること。
15 離島市町村の児童生徒の派遣に関し、選手派遣支援事業は一括交付金を活用した期限付制度であることから、将来にわたって継続する制度を創設すること。
16 スクールローヤー配置に関し、石垣市では弁護士が少なく地元での任用等が困難であることから、財政支援または県の雇用等により、支援対象を市町村に広げること。
17 医療的ケアを要する児童の修学旅行時に、沖縄県医療的ケア児支援センターからの看護師派遣や、引率者の対象としての看護師の配置、県負担の財政措置の新設等を行うこと。
18 公共交通機関による通学が困難な石垣市北部・西部地区に居住する高校生がいる世帯に対して、寮費補助等の支援を行うこと。
19 与那国町立診療所における医師の労働環境を改善し離島の地域医療を継続するため、医師の増員に対する財政支援等、離島の医療現場へのサポート体制を整えること。
20 教職員のほとんどが島外から赴任している与那国町の学校現場において働き方改革の取組を推進するため、業務改善アドバイザーやカウンセラー等の配置など、教育現場へのサポート体制を整えること。