陳情文書表

受理番号第15号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和7年1月14日 付託年月日令和7年2月12日
件名 海岸漂着物対策のさらなる推進を求める陳情
提出者竹富町議会議長
大久 研一
要旨

 九つの有人島と七つの無人島から成る竹富町の海岸には大量の海洋ごみが漂着し、海域の生態系、住民生活、観光、景観等に悪影響を及ぼしている。沖縄県海岸漂着物対策推進事業のほか、ボランティアや町内児童生徒によるビーチクリーン活動が行われているが、漂着量に対し回収が間に合っていない。
 回収した海岸漂着物は町外で処理する必要があるが、輸送費用には補助が適用されないため、令和5年度の沖縄県海岸漂着物対策推進事業費509万8000円の補助額に対し、町財政による歳出は1304万6000円となっており、町財政への大きな負担となっている。
 ついては、海岸における良好な景観及び海洋環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進のため、海岸漂着物処理費用に関する国、県の予算を増額し、町外で処理する必要がある場合においても輸送費を補助対象として適用すること、また、海洋ゴミ問題は国境を越える課題であることから、発生源となっている国々と連携して発生抑制及び削減の取組を推進することについて配慮してもらいたい。