要旨
6月28日、名護市安和の桟橋近くで、埋立土砂の搬出に抗議していた70代の女性を制止するため、40代の男性警備員がダンプカーに巻き込まれ死亡した。以前からダンプカーの前に出て牛歩をし、進路を妨害するなどの行為は大変危険だと指摘され、またそのような妨害活動により交通渋滞も起こっている。今回の事故において、度を越した明らかな妨害行為を注意だけで済まし、厳正な取締りを怠ってきた沖縄県、沖縄県警の責任は重い。沖縄県知事の所轄の下に沖縄県公安委員会が置かれ、公安委員会は沖縄県警察を管理している。これ以上の犠牲者を出さないためにも、両機関が連携し再発防止に努めてほしい。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 牛歩などの明らかな妨害活動を注意だけで済ませず、繰り返し行う者に対しては威力業務妨害などで厳正に取り締まること。
2 再発防止策として、ダンプカーの搬出口に信号機・ガードレール・ガードパイプ・防護柵を設置し、牛歩などの威力業務妨害行為を未然に防ぐこと。 |