平成31年(2019年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 2月25日
大浜 一郎
 

 こんにちは。
 沖縄・自民党の大浜一郎でございます。
 さて、県民の多くは昨日実施の県民投票の結果に多くの関心を寄せており、地元新聞各社も1面にて大きく報道がされています。
 しかしながら、昨日24日は今上陛下の202年ぶりの御代がわりに先立ち、御在位最後の式典として天皇陛下御在位三十年記念式典が政府主催により挙行され、日本国民が粛然とする日でありました。事沖縄に関しましては、皇太子時代を含め今上陛下の沖縄への御訪問は11回にわたり、昨年は日本最西端の与那国島を御訪問されています。常々、深甚なお気持ちで沖縄の苦難の歩みに寄り添われ、6月23日の慰霊の日を日本人として忘れてはならない4つの日の1日として、毎年黙禱をささげられてまいりました。式典の挙行におかれては、皇太子時の1975年に初めて沖縄を訪問した際、名護のハンセン病療養所を訪れたことをきっかけに陛下御みずからが詠まれた琉歌に皇后様が曲をつけられた「歌声の響」が沖縄出身の歌手三浦大知さんによって披露されました。もとより天皇陛下は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であります。私たち沖縄県民も今こそ今上陛下の沖縄に寄り添われたお心に深く感謝し、知事はまさしく守礼の邦の長として深い感謝を表明するお考えはありませんか。
 1、平成最後の定例会に際して。
 (1)、今上陛下に対して県民を代表して感謝を表する考えについて。
 次に、この雑誌インタビューはネット配信で知りました。多分に知事御自身の県民投票への宣伝活動として捉えてのことだと私は思っていますが、どうしても不可解に思える表現がありましたのでお伺いいたします。
 2、知事の政治姿勢について。
 (1)、雑誌「通販生活」インタビューにおける発言について。
 ア、「沖縄県と政府とのつき合いにも当てはまるでしょう。後ろ手にナイフを持ちながら、もう片方の手で握手」云々との発言の真意について。
 イ、同じく「米軍基地は沖縄の経済と民主主義をフリーズ(凍結)させている存在だ」との発言の真意についてお伺いいたします。
 次に、改めて確認のためにお伺いいたしますが(2)、今般の県民投票は直接民主制ではなく間接民主制度の枠内での投票であり、結果における法的拘束力は有しないことへの認識についてお伺いします。
 3、沖縄振興策について。
 平成からその次の時代へ向けた沖縄振興への具体的な取り組みは、一丁目一番地の最優先課題であります。前回も関連する質問をさせていただきましたが、改めてその取り組みについてお伺いいたします。
 (1)、次期沖縄振興計画へ向け、これまでの振興策の成果と課題の具体的な理論的根拠の整理についてお伺いします。
 (2)、アジアの成長力を県経済へ取り込むビジョンにおいて、台湾との経済連携を構築していく方向性について。
 (3)、先島地域(八重山・宮古)における、観光振興の潜在力を引き出すための方向性について(インフラ整備の拡充を含めた)。
 観光目的税として宿泊税導入が検討されていますが、離島住民にとって居住する島以外への渡航は生活環境の中では頻発することから、離島住民への配慮は不可欠だと考えます。
 (4)、観光目的税(宿泊税)の離島住民への配慮について。
 4、防災行政について。
 沖縄県における防災対策の必要性は、隣接する他自治体がなく、海を隔てた遠隔地に位置することから迅速な初動体制が不可欠であり、県民のみならず国内外から訪れる観光客においても重要な対策であると考えます。
 (1)、南西諸島域海底地震観測網早期構築について。
 (2)、発災時観光避難民に対応する防災備蓄の早期対応について。
 (3)、発災時における自衛隊、在沖米軍との連携構築について。
 (4)、県消防防災ヘリコプターの先島地域、大東島地域への対応及び各自治体からの消防隊員派遣人件費の市町村の案分について。
 (5)、発災時における離島医療体制について。
 次に、各派代表質問においても児童虐待への対応は非常に関心が高いことが改めて示され、知事においても児童虐待防止に対する条例の制定への答弁もあり、この問題に真剣に取り組む姿勢が示されたことは意義あるものだと思っています。
 5、児童虐待について。
 (1)、県と県警との情報共有協定の現状と今後の課題について。
 また国連の子どもの権利委員会から日本政府への勧告として、加害者の厳格な刑事責任追及を要請されたことを受けて(2)、加害者への厳格な刑事責任追及における県警の取り組みについて。
 6、八重山地区における畜産振興について。
 秋の叙勲黄綬褒章の受章においては、八重山から酪農部門、畜産業部門の2名が受賞しました。県内において八重山は重要な畜産基地と言っても過言ではありません。
 (1)、上質ブランド肥育牛の増産、養豚増産体制への取り組みについて。
 (2)、石垣市食肉センターのHACCP準拠施設整備への取り組みについて。
 (3)、HACCPで処理した食肉の海外輸出への取り組みについて。
 (4)、豚コレラ、口蹄疫等家畜伝染病の徹底した防疫について。
 (5)、獣医師増員への具体的な取り組みについて。
 7、八重山地区における水産振興について。
 マグロ最盛期における本土出荷など、水産物の陸揚げ及び消費流通においては品質の管理においても現況の施設改善が求められると考えます。
 (1)、高度衛生管理型荷さばき場の整備の必要性について。
 (2)、陸上における養殖施設の整備拡充の必要性について。
 次に、八重山の児童生徒の全国的な活躍には目をみはるものがあります。小さな島からでも全く臆することなく、全国でもトップレベルの成績を毎年となく達成しています。マーチングバンド、郷土芸能のほか、さまざまな分野でも全国レベルで頑張っております。しかしながらそれら大会へ派遣される際には、渡航費のほか楽器等備品の搬送費の負担が大きく、家計に大きな負担がかかっています。
 8、離島児童生徒の大会派遣等に係る補助拡大(楽器等備品搬送費)について。
 次に、新石垣空港の建設に際し、ゴルフ場が建設用地になったがため、それ以来石垣島には本格的なゴルフ場がありませんでした。現在140万人の観光入域があるにもかかわらず、国内有数の観光・リゾート地としての観光インフラがないのと同じと言えます。また八重山の冬場の時期の観光の活性化、市民の健康増進、余暇の活動の充実の観点からも、必要不可欠な施設であります。
 9、石垣島で計画されているゴルフ場を含むリゾート施設建設への県の対応についてお伺いします。
 10、我が党の代表質問との関連について。
 末松議員の1、知事の政治姿勢(2)について、座波議員の2、沖縄振興策の推進について(2)のウについて。
 よろしくお願いをいたします。

 
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